ペルーの生き物たち
ペルーの「ロストバレー」は、時に取り残された地です。 この 『Tomb Raider:レガシー・オブ・アトランティス』[]では、30年にわたり親しまれてきた五体の懐かしいクリーチャーたちが、刷新された戦闘システムで蘇ります。それぞれのクリーチャーがよりリアルで、危険かつ予測不能な存在として生まれ変わりました。
「動物たちにはできるだけ本物の生き物のように行動させたいと考えていました。プレイヤーが生死をかけて戦っている相手は、ゲームシステムではなく、本当に生きているかのような予測不能な捕食者だと感じてほしかったのです」とCrystal Dynamics エクスペリエンス・ディレクターのジェフ・アダムス(Jeff Adams)氏は語ります。「ペルーはまるで時に取り残されたような地。複雑に重なり合う微気候のおかげで、多種多様な危険生物が共存しています。」
Crystal Dynamics デザイン・ディレクターのジェイソン・エップス(Jason Epps)氏は、チームが定めた最初のデザインルールについてこう説明しています。「私たちが目指したのは、本物らしさの追求です。オオカミ、クマ、コウモリは、アンデス地方に生息していた先史時代の動物をモデルにしています。巣穴や水場、骨などを追加することで、長い間、動物たちがこの地で暮らしてきたかのような世界観を作りました。」
オオカミ

オオカミはプレイヤーが最初に直面する本格的な脅威であり、その先に待ち受ける展開の方向性を決定づける存在です。
「オオカミはかなり活発に動き回ります。だからこそ、フォーカスモードを使って素早く確実に仕留めることが重要です」とエップス氏は言います。フォーカスモードはララの特殊能力で、時間の流れを遅らせ、精密な射撃を可能にします。アクロバティックな動きを重ねることで、この能力を発動できます。「アクロバティックな動きで回避や移動を行うと、フォーカスモードのエネルギーが溜まっていくのです。」
「崩落する橋」や「橋下での奇襲」をシリーズの既存プレイヤーが見れば、すぐにあの場面を思い出すでしょう。「リイマジニングされたお気に入りの瞬間を再発見して、シリーズファンのプレイヤー全員に笑顔になってほしい」とエソップ氏は語ります。「たとえば、崩壊する橋から落ちるシーンや、オオカミに襲われる場面などなど。」
コウモリ

ペルーの洞窟に生息しているコウモリは、プレイヤーが遠距離戦闘を学ぶための入門的な存在です。
「コウモリは動き回る、倒しやすい敵なので、三人称視点の射撃操作に慣れやすいのです。」本格的な脅威が現れる前に、武器のシステムに慣れてもらうという仕掛けです。
クマ

オオカミが敵の狙い方を教えてくれる動物だとすれば、クマは動き方を教えてくれる動物です。
「クマは侮れません。きちんと避けて通らないと痛い目に遭います」とエップス氏は語ります。「アクロバティックな動きを連続して小刻みに使いながら敵との距離を保ちつつ、フォーカスモードで暴れ回る猛獣の頭を狙い撃ちます。」
オリジナル版では、クマとの戦いに「忍耐」が求められましたが、、リイマジニング版では「機敏な動き」が求められます。立ち止まったまま、敵と撃ち合う戦法は通用しません。アクロバティックな身のこなしと、素早い状況判断、そして正確な射撃が必要です。
ヴェロキラプトル

ラプトルは俊敏で賢く、群れで狩りを行います。
「群れであれ単独であれ、ラプトルの仕上がりには手ごたえを感じています」とエップス氏は言います。「彼らの攻撃には前兆があるので、プレイヤーはそれを見て回避することができます。ただ、ララを地面に押さえつけてくる跳びかかりには気をつけてください。」
そしてもちろん、羽毛も生えています。これは、Crystal Dynamics ゲーム・ディレクターのラウル・シケイラ(Raul Siqueira)氏が特にこだわったという、小さなディテールのひとつです。「ただ羽毛を生やしただけではありません。よく見ていると、戦闘でラプトルにダメージを与えるたびに、少しずつ抜け落ちていく羽毛に気づくでしょう。」
T-Rex(ティラノサウルス)

T-Rexは、トゥームレイダーファンにとってまさに「ボスの中のボス」です。ペルーステージ全体は、このT-Rexとの戦いに向けて緊張感が高まる構成です。
「ただ撃つだけでは通用しません。ララはT-Rexの裏をかく必要があります」とエップス氏は語ります。この戦いは、1996年のオリジナル版から完全に作り直されています。「当初は、T-Rexとの戦闘場をオリジナル版のようなアリーナ形式で考えていましたが、追跡劇というアイデアが膨らみ、その発想に惹き込まれていきました。」
シケイラ氏はこう付け加えます。「この強敵との戦いは、映画の超大作を思わせるような、迫力のある演出へと再構築されています。」かつては従来型のボス戦だったこのシーンが、今では本作を象徴するシネマティックな名場面のひとつとなり、ステージ全体を通してT-Rexの存在感をより際立たせています。
遠い昔、インカ人と謎の存在クアロペックが、この生態系を意のままに従え、危険な獣たちを手懐けていました。「インカの人々がいなくなった今、その獣たちが再びこの地を支配しているのです」アダムス氏は言います。
今や、ペルーは凶暴な捕獲者たちの世界。ララは、ただそこを通り過ぎていく存在にすぎません。
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